ヘッドライト HIDをLED に交換する
3つの方法

最近では、もともと搭載されていた純正HIDの劣化もしくは故障により、LEDに交換する自動車ドライバーも少なくありません。HIDとLEDの違いは故障の頻度や価格だけではありません。純正のHIDライト一本を購入すると約14,000円ほどかかりますが、LEDであれば、同じ予算でワンセット買いそろえることができます
HIDライトをLEDライトに交換する方法は、主に「直上モデル」「汎用モデル」の二つがあります。しかし、この二つの方法の違いは何でしょうか?どちらの方法もすべての車種に対応しているのでしょうか? 
これからご説明していきたいと思います。
下の日本車画像は最も一般的なD2/D4の例になります。(提供:坤銘車業)
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1、「直上モデル

直上モデルはHIDのバルブのみをLEDに取り換え、元のバラスト(安定器)は引き続き使用するというものです。
しかし、D2/D4系統の場合HIDバラストの内部設定が異なるため、直上モデルのLEDバルブはD2規格とD4規格に区別されます。この二種類の規格を混在させると故障の原因になりますので、ご注意ください。
この方法のメリットは取り外しが容易で、個人で交換作業をする難易度が非常に低いです。
ただし、仮に故障している状態にある場合、バラストとLEDバルブの両方を点検し、どちらが故障しているのか確かめる必要があります。加えて、直上モデルのバルブは下方の冷却ファンのサイズが比較的大きく、すべての車種に対応しているわけではありません。
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2、「汎用モデル」
 
汎用モデルの取り付け方法:通常のハロゲン電球と同じオプションを、LEDに置き換えて使用します。バルブのストッパーは、もともと搭載されている照明器具のラッチと対になるものです。
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上記で紹介したHID D2/ D4の違いはバラスト(安定器)内部の設定によるものなので、規格は異なる二種類が存在します。
しかし実際のところ、2種のバルブのストッパーは同じ規格なので、汎用モデルD2/ D4は、D2S/D2R/D4S/D4Rにかかわらず、同じ土台が利用できます。
また、汎用モデルLEDライトの設計は「純正のバラストを経由せず」直接ヘッドライトDC12Vから電力を供給するので、取り付け方法が比較的複雑なため、ヘッドライトへの電力供給元を探すために、下の写真のように解体しなくてはいけない場合もあります。
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解体してしまっても、ヘッドライトへの供給元を見つけることができれば問題ありません。
この交換方法は、自分で解体する自信がない限り、専門店で変更してもらうことをお勧めします。
この交換方法のメリットは、今のところほぼすべての車種にサイズ対応しています。
特に、HONDA、LEXUS等のHIDライト搭載車はリアエンドにあまりスペースがないため、この方法でしか交換することができません。
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U9s D2/D4は汎用度の高いピン角を採用しています。なぜなら、ヘッドライトのコンセントの位置は各ディーラーで異なるからです。ピン角の方法でコンセントに挿してから、最後に絶縁テープで上から覆ってください。

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純正HIDの手前にあるヘッドランプの電源の接続部です。ここにPIN角を差し込みます。

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こちらは取付完了後の写真です。明るさが大幅にアップします!

下は実装後の参照画像です。

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みなさんが一番気になるポイントである「ライトの明るさ」ですが、純正のHIDは35Wのところ、比較的に高性能デザインのLEDを使用した場合、
40W以上にはパワーアップするので、効果を十分に実感できると思います。
 
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3、「フル修復法」

HIDをLEDに交換するもう一つの方法は:ライトを切断して修復する
というものです。
こちらの場合は修理の専門店にお願いする必要があります。ヘッドライトカバーを切り開き、従来のHID魚眼(リフレクター)を取り外し、交換不可のLED魚眼レンズを使用、最後に特殊な密封をして組み立てます。
この方法は明るさと光のパターン効果を最大に発揮することができます。もしHIDライトの曇りが深刻な状態の場合、もはやライトを交換するのみでは手遅れなので、この方法で修復するよりほかありません。
 
ただし注意すべきデメリットが2点あります。
  • 価格が高額である点。(高品質のものであれば、一般的に2W~となります。)
  • 魚眼レンズ部分が故障すると、もう一度最初からランプを解体作業をしなくてはいけないため、修理店選びは慎重に行い、保証期間が短すぎる店舗は避けるようにしましょう。
まとめ
最後にここまで紹介した3つの方法を簡単にまとめました。
 
 
 
個人で交換する難易度
ライトのサイズ
備考
直上モデル
低い
大きい
従来搭載のHIDバラストに合わせる
汎用モデル
高い
小さい
直接ヘッドライトから電力が供給される
フル修復法
個人での交換をお勧めしません。
サイズは交換に関係ない
費用が比較的高い、明るさアップの効果が最も大きい
 
 
また、車検について質問される方が多いのですが、基本的に光色が白であれば、検査側のチェックもそこまで厳しくはないので、「ほとんどの場合パスできます。」
 
以上が今回のブログで紹介させていただいた内容です!
ご不明な点がございましたら、編集部までお気軽にお問い合わせください。

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